2011年7月5日火曜日

日本酒の熟成酒を育てよう~

最初に市販されている日本酒の熟成商品についてです。
一般的には、古酒と表示される商品です。
その他にも秘蔵酒などいろいろな言葉を使った商品がありますが。。。
個人的には、熟成期間と熟成方法で明記してもらった方がありがたいと思っています。
それが1番わかりやすいと思うのですけどね。
どうなんでしょうね。

さてここでは、自家熟成を育てようなので。。。
少し熟成についての基本的な事を抑えておきましょう。

熟成の効果:
基本的にまろやかな口当たりになります。
また保存状態により独特の香りや色を付ける事もあります。
この変化を嫌う日本酒愛好家もいらっしゃるようですね。

貯蔵期間:
1年未満なら古酒表示もされませんが。。。
”ひやおろし”なんて商品も熟成酒の部類になるでしょう。
この酒は、秋晴れする酒だねって言われる銘柄があり。。。
新酒より秋くらいに飲むと美味しいねって事なんです。
このような銘柄は、貯蔵に向くお酒だと思います。

貯蔵方法:
家庭で貯蔵する場合には、常温貯蔵か冷蔵庫貯蔵になります。
但しお酒は、紫外線が苦手です。
常温貯蔵でも押入などに貯蔵するのが、望ましいですね。
さらに大きなクーラーボックスに入れておくと最高かと思います。
温度変化があまり無いですからね。
冷蔵庫貯蔵も日本酒用に小さなのを1つ用意出来るといいですね。
冷蔵庫は、ドアを開けると明かりがつきますよね。
あれも好ましくないのでお酒を新聞紙で包んで入れておくと良いですね。


これらの組み合わせによりいろいろな熟成酒が出来る事になります。

ここで本題の何故自家熟成させるのか?

個人的に熟成酒が好きなのは言うまでも無いのですが。。。
普通に考えると酒蔵の出すお酒は、最適な期間(1番美味しくなる)で出荷されていると思われますが。。。
実際には、早く現金化する必要などもあるため一概にそうも言えないように思えます。
また熟成酒を造る蔵でも売れ残ったので熟成されてみたと言った品もあります。
特に小さな蔵の場合には、冷蔵熟成が設備の問題で難しかったりするようです。
それでも熟成酒が飲んでみたい私としては、自分で熟成させるしかないなと考えるようになりました。

新酒を飲んでアルコールのツンした感じやピリピリした感じを体験した方は、少なくないと思います。
そのピリピリやツンとしたのが、無くなると良いのにと思った事は無いでしょうか?
そんな時に冷蔵庫貯蔵で貯蔵する事でこれらを和らげる事ができます。
また本醸造酒や純米酒でも一体感が無い荒さのある味の時に貯蔵すると良いと思います。
初めて熟成される方は、生酒と吟醸酒を冷蔵で純米と本醸造は常温にすると良いかと思います。
また端麗な軽い味わいのお酒は、あまり熟成に向かないと思います。
熟成による香りなどが、元の商品の特性を消してしまうからです。また端麗な味わいの品は、熟成により濃縮した味にもあまりならないようです。
 
でも自家熟成にタブーはありませんので。。。
それでも試してみたい方は、チャレンジしてみて下さいね。
それが自家熟成の楽しみですからね。
これはと思う品を是非熟成して楽しんでみて下さいね。

2 件のコメント:

フッキー さんのコメント...

自分は根っからのビール党なので熟成酒はよくわかりませんが、なんか奥が深そうですね
熟成って基本的に何年ぐらいするものなのですか?

Unknown さんのコメント...

>フッキーさん
こんばんわ。
熟成と言っても日本酒の場合には、2~3ヶ月でもかなり変わる商品もありますよ。
飲み頃を考えながらいろいろ試すと今までのお酒も更に奥深く思えます。
私の場合には、3年~5年くらいで飲む品が多いですが。。。
デッドストックでもう無い商品などは、大切に残してる品もあります。
またにごり酒などは、1~3年で飲んでいますよ。